難聴と鼻炎

 

 

難聴と鼻炎について

鼻炎とは喘息と同じようにアレルギーが原因で引き起こされる病気のことを指しており、風邪ではないのにも関わらず「鼻づまりが酷い」「くしゃみが止まらない」「鼻水が出る」といった症状に悩まされます。

 

実はこの鼻炎を放置していると難聴を引き起こす大きな原因となりますし、他の病気が原因で難聴と鼻炎の症状を併発するケースもあるのです。

 

鼻炎と一口に言っても、鼻の粘膜に異常が生じる慢性鼻炎や、ウイルスや雑菌の感染による急性鼻炎、花粉やハウスダストを中心とするアレルゲンが原因のアレルギー性鼻炎など幾つもの種類があります。

 

そのため一概には説明できませんが、鼻炎が悪化して鼻づまりが酷くなると、耳管の周囲が不潔になり、中耳腔の気圧状態が正常に保てなくなって空気圧が下がるのです。

 

その結果、鼓膜が内側に引きこまれて振動が妨げられ、音が聞こえにくくなって耳鳴りや難聴といった症状に繋がるというメカニズムとなっております。

 

それに、中耳腔の中の衛生状態が悪化して半透明の水が溜まって炎症を引き起こすと、滲出性中耳炎という病気を引き起こすことがあるので注意しなければなりません。

 

鼻炎と難聴を同時に引き起こしやすい病気の一つが滲出性中耳炎で、耳が詰まった感じがしたり音が聞こえにくくなったりと、引き起こされる症状には個人差があります。

 

滲出性中耳炎を放置していると、鼓膜が中耳腔の壁に付着する癒着性中耳炎に移行し、手術をしなければ治らない状況に陥るかもしれないので甘く見てはいけない病気なのです。

 

そのため、今までは普通に日常生活を送れていたのにも関わらず、急に鼻炎や難聴の症状が悪化した方は滲出性中耳炎の可能性も考えて病院を受診した方が良いのではないでしょうか。

 

滲出性中耳炎は治療が長期間に渡りやすく、一度治っても再発する可能性のある病気ですが、自然に改善されることはないと頭に入れておくべきです。

 

大人よりも子供が患いやすく、「呼んでも気付かない」「聞き返しが多い」という場合は、この病気を疑った方が良いかもしれません。

 

耳鼻科に連れて行けば鼓膜所見や聴力検査、ティンパノメトリーといった検査を行うことで滲出性中耳炎かどうか判断できます。

 

大人の場合は自分の判断で市販の点鼻薬を使うことがあるかもしれませんが、鼻づまりを一時的に抑えるためのグッズであって、鼻炎を根本的に治すものではないのです。

 

それに、市販の点鼻薬では滲出性中耳炎を治せないので、難聴の症状が悪化している方は十分に注意してください。

 

 

 

 


「難聴と病気」に関するページ