難聴と耳硬化症

 

 

難聴と耳硬化症について

耳小骨の最も深い部分にあり、内耳に振動を与えている骨が動きにくくなる病気が耳硬化症で、症状の一つとして難聴を引き起こします。

 

音が上手く伝わらない伝音性難聴を引き起こすという特徴が耳硬化症にはあり、症状が進行していくにつれて、治りにくい感音性難聴へと進行していくことがあるのです。

 

難聴だけではなく、内耳の骨に異常が生じている病気なので、耳鳴りといった聞こえのトラブルを引き起こすことが多く、場合によってはめまいが生じることもあるかもしれません。

 

激しい痛みに悩まされる病気ではないものの、耳硬化症を放置することによって難聴の症状はひたすら進行していきますし、自然に治ることはないので病院での治療が欠かせないと説明できます。

 

ただし、耳硬化症によって生じた難聴は、手術によって劇的な回復が難しいという特徴があり、医薬品を使った治療も未だに研究段階ということで、謎に包まれた病気です。

 

しかし、内耳のアブミ骨が上手く機能せず、難聴が生じるような病気ということで、それを新しいセラミクス人工耳小骨やチタン製人工耳小骨に取り替えるような手術が病院では実施されております。

 

手術の成功率は高いので、積極的に医師から勧められる場合もあるものの、100%難聴が改善できるわけではありませんし、耳鳴りのような障害も残る可能性があるということを頭に入れておかなければなりません。

 

耳硬化症による症状が軽い伝音性難聴であれば、無理に手術を受ける必要はなく、経過観察とともに補聴器を使って日常生活に支障がないようにケアを行っていきます。

 

気導骨導差が20〜30dB以上になったら手術が必要となり、感音性難聴へと進行しているのであれば早めに症状を食い止める治療を行った方が良いでしょう。

 

とは言え、手術をした後も補聴器を使った治療を併用することも多く、このことから完全に聴力を回復させることが難しいとお分かり頂けるはずです。

 

それに、耳硬化症の手術で聴力の回復が見られるケースはあるものの、逆に内耳障害によって聴覚が喪失する可能性もあるので、治療を受ける前に専門医の医師と相談した方が良いと説明できます。

 

どちらにしても、ただの老人性難聴ではなく、耳硬化症を患っているケースは十分にあり得るので、自分の耳に対して違和感を持っているのであれば、早めに病院を受診しなければならないのです。

 

早めに病院で治療を施すのがベストですし、耳硬化症は30歳から40歳頃にピークがあるので、この年代の方は十分に注意してください。

 

 

 

 


「難聴と病気」に関するページ