難聴とメニエール病

 

 

難聴とメニエール病について

内耳からくる回転性のめまいや吐き気といった症状を引き起こす病気がメニエール病で、フランスの医師のProsper Meniereが発見したことで、このような病名となりました。

 

回転性のグルグルとしためまいが主な症状となっておりますが、実は難聴と深い関係性があります。

 

メニエール病を患うと、聴覚を司っている蝸牛と平衡感覚を司っている三半規管のリンパが増え、水ぶくれの状態になって神経を圧迫するため、難聴を伴うというわけです。

 

水ぶくれの症状が弱ければ難聴を伴うことはなく、「耳鳴りがする」「耳に何かが詰まったような感じがする」「音が耳の中で響く」という症状で済みます。

 

しかし、症状が重ければ難聴も同時に患ってしまいますし、めまいや吐き気といった発作が慢性的に引き起こされるため、メニエール病が日常生活に支障を来たすことは間違いありません。

 

メニエール病は30代後半から40代前半の方が患いやすく、何ら誘因はなく突発的に引き起こされるという特徴があります。

 

ただ片方だけ耳が聞こえにくくなっている状態であれば突発性難聴が疑われますが、難聴とともにめまいや吐き気といった身体症状も同時に起こっているのであれば、メニエール病の可能性が高いというわけです。

 

ウイルスの感染や免疫力の低下、アレルギー反応や血流不全など、様々な要因によって引き起こされる病気ですが、決定的な原因は解明していないのが現状となっております。

 

とは言え、未開発の地域ではあまり見られない病気ということと、働き盛りの30代から40代にかけての男性が患いやすいということで、ストレスが深く関わっていると考えられているのです。

 

一概には言えないものの、季節の変化や睡眠不足、几帳面な性格といったように、ストレスを溜め込みやすくそれを発散できていない方ほどメニエール病を患いやすいので、日常生活の見直しがこの病気の一番の予防法だと言えるでしょう。

 

もし、メニエール病が引き起こされたら、病院で薬剤を使った治療が一般的に行われており、血流改善剤やビタミン剤、場合によっては利尿剤のイソソルビドが処方されます。

 

発作が酷くて吐き気どころか嘔吐まで見られ、自分で薬を服用することができないような状態の時は、病院でめまい止めの点滴を打つはずです。

 

薬の服用で完璧にメニエール病を治療できるわけではありませんが、症状の放置によって難聴が悪化する可能性は十分にあるので、医師の指示に従って薬を飲むとともに、乱れた生活習慣を見直す対策も同時に行ってください。

 

 

 

 


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