漢方による難聴の治療

 

 

漢方による難聴の治療について

東洋医学の治療として中国発祥の漢方薬は様々な病気に使われており、難聴の症状を和らげられるとも言われております。

 

難聴は西洋医学による治療だけが全てというわけではなく、身体の内部に何かしらの異常が生じたことで引き起こされているケースもあるので、漢方による体質改善は決して無意味というわけではないのです。

 

突発性難聴は未だに原因が解明されておらず、ある日突然引き起こされるということで、決まった対処法もなく対処が困難な病気だと説明できます。

 

どのような症状にしても自然と治るケースは少なく、ステロイド剤といった医薬品を服用しなければならないため、病院を受診しなければならないということには変わりありません。

 

しかし、漢方の世界では難聴が引き起こされる原因を、「気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)」の3つのベースの不安定だと考えており、漢方薬の服用による治療で安定させていくというわけです。

 

漢方薬による突発性難聴の治療で、目に見える効果が現れるとは限りませんが、難聴を患っている患者さんの中には「まぶたが腫れっぽい」「尿の出が悪い」「下半身にむくみが生じている」という症状を訴えている方がいらっしゃいます。

 

腎精不足によって難聴が悪化していることもあり、栄養不良によって腎が滋養できていなかったり、心身の疲労も原因の一つと言えるでしょう。

 

このような原因が内に潜んでいる場合、体質改善を試みなければならないので、漢方薬を使った治療が現在でも取り入れられているというわけです。

 

難聴の治療に焦点を当てたような漢方はないものの、血流を良くして他の症状を改善できる可能性は十分にあるので、医師の指示に従って服用するのは一つの手段かもしれません。

 

素人ではどのような漢方薬を服用すれば良いのか分からないはずなので、基本的に医師や薬剤師に尋ねなければなりませんが、以下の漢方が難聴に効果的だと言われているので試す価値は大いにあるはずです。

 

 

 

大柴胡湯(だいさいことう)・・・・不眠症や精神的な疲労と関係のある難聴に適用される

 

杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)・・・・「肝」と「腎」の不調を改善して難聴の症状を抑える

 

天津感冒片(てんしんかんぼうへん)・・・・風邪を引きやすい体質を改善できる

 

釣藤散(ちょうとうさん)・・・・難聴だけではなくめまいやのぼせといった症状の方に用いられる

 

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)・・・・虚弱体質でふらつきやめまいを伴う突発性難聴の方に用いられることが多い

 

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)・・・・動脈硬化や高血圧といった症状の患者さんにも使われる

 

加味逍遥散(かみしょうようさん)・・・・ストレスが原因の突発性難聴や更年期障害に効き目がある有名な漢方薬