ウイルスが原因の難聴

 

 

ウイルスが原因の難聴について

音が聞こえにくくなる難聴はウイルスの感染によって引き起こされるケースがあり、おたくふく風邪やはしかといった病気のウイルスが原因となっております。

 

他にも、風疹や帯状疱疹といったウイルス性の感染症が原因で内耳の炎症が引き起こされ、機能低下によって難聴が酷くなるという仕組みです。

 

基本的に突発性難聴は片方の耳だけに引き起こされるという特徴がありますが、はしかのウイルスが原因だと両方の耳に難聴が生じ、比較的重度の症状に悩まされる可能性が高いので注意しなければなりません。

 

このような感染症は幼少の頃にかかるケースが多く、きちんと病院を受診して対処していれば症状が悪化することはないものの、正しい対処をしていないと難聴が生じるかもしれないので、医師の指示に従って治療をしていく必要があります。

 

どのウイルスが原因で感染症を患っているのか、個人によって異なるものの、副腎皮質ステロイド剤を用いた治療が一般的です。

 

副腎皮質ステロイド剤は強力な抗炎症作用を持ち合わせており、その効能によって内耳の炎症を抑えることができます。

 

内服や点滴といった方法で副腎皮質ステロイド剤を投与するケースが多いのですが、糖尿病や胃潰瘍といった合併症が引き起こされていると副作用で症状が増悪する可能性があるということで、現在では鼓室内投与が行われるようになりました。

 

どのような医薬品を服用するにしても、ウイルスが原因の難聴は自然には解消されませんし、元々の感染症を食い止める治療も平行して行っていかなければならないので、病院の受診は必要不可欠だと言えるのではないでしょうか。

 

また、乳幼児期に感染することが多いサイトメガロウイルスも、難聴を引き起こす原因の一つで、新生児1,000人に対して1人の割合で生じる病気となっております。

 

母乳や尿を介して感染するケースが多く、健康な状態であれば問題はないものの、免疫力が落ちた状態ですとサイトメガロウイルスが活性化し、肺炎や発熱を起こすのです。

 

生後数ヶ月経ってからの感染であればまだしも、胎児期に母体から感染すると、難聴を患うリスクは更に高まり、出生時の低体重といった別の合併症を引き起こすこともあるので危険性はかなり高いと説明できます。

 

サイトメガロウイルスは、早期発見と早期治療が欠かせないのですが、感染しても約9割は特定の症状が引き起こされないということで、気付かないうちに進行する怖い病気の一つかもしれません。

 

 

 

 


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