難聴と風邪

 

 

難聴と風邪について

急に片方の耳が聞こえにくくなる突発性難聴は、未だに解明されていない部分が多いのですが、「ウイルス感染説」「内耳循環障害説」「ストレス説」の3つが原因だと考えられております。

 

そして、直接的な原因にはなりにくいものの、突発性難聴を患う方は風邪をひいている方が多いというデータがあり、体調管理には十分に気を付けなければならないのです。

 

「ただの風邪だから安心」と思っている方は多いですし、特別な対策を練らなくても、薬を服用しなくても自然に治っていることは十分にあります。

 

しかし、風邪をこじらせて耳の聞こえが悪くなってしまい、難聴を患うというケースは少なからずあるので、少しでも体調不良を感じたのであれば、無理をせずに自分の身体を労わってあげなければならないのです。

 

風邪と難聴には特に関連性がないように思うかもしれませんが、インフルエンザといった有毒な細菌の場合は、悪化すると耳の末梢神経を破壊することもあるため、難聴の原因の一つとなっております。

 

風邪を引いている時は、身体全体の免疫力が弱まっており、その他の合併症のリスクも十分にあるということで、放置してはいけないということがお分かり頂けるはずです。

 

できるならば、ただの風邪でも市販薬に頼るのではなく、細菌が繁殖するのを防いで難聴といった二次的な症状を防ぐ抗生物質を、病院で処方してもらった方が良いでしょう。

 

特に、赤ちゃんや乳幼児の場合は、耳の機能が大人と比べて発達しておらず、風邪から中耳炎をこじらせて悪化することが多いので、内科と耳鼻科が併設されているような総合病院に連れて行く必要があります。

 

また、ムンプスや流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)とも呼ばれているおたふく風邪も、難聴と関係性のある病気の一つとなっており、唾などで感染するムンプスウイルスが原因です。

 

幼い頃におたふく風邪は発症するという特徴があり、感染してから発症まで2週間から3週間程度の潜伏期間を経て、耳の下から顎にかけて大きく腫れ上がります。

 

おたふく風邪を患うと、脳の周りに炎症を引き起こして、髄膜炎や脳炎といった合併症を引き起こし、その中の一つが難聴というわけです。

 

実際に、おたふく風邪が原因で難聴を患う確率は、約1,000人に1人と言われており、決して珍しいことではないとお分かり頂けるかもしれません。

 

おたふく風邪の合併症は意外と重症になることが多く、思春期頃に患うと難聴だけではなく、睾丸炎(こうがんえん)や卵巣炎(らんそうえん)の大きな原因となります。

 

そのため、様々な合併症を防ぐためにも、任意接種のワクチンを自費で支払い、病院で打つようにしてください。

 

 

 

 


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