難聴と虫歯

 

 

難聴と虫歯について

難聴は耳に引き起こされる症状で、虫歯は口の中の歯に生じる症状ということで、この2つには関係性がないと考えられるかもしれません。

 

難聴に関しては未だに完全に解明されていないので一概には説明できないものの、実は難聴と虫歯には少なからず関係性があるのです。

 

実際に、歯の問題が起因となって耳鳴りや難聴といった耳のトラブルを訴えている方はおり、虫歯を放置すればするほど難聴の発症率が高まったとしても不思議ではないと言えます。

 

突発性難聴を診断された方を対象に歯科治療の既往歴を調べてみたところ、「歯列矯正をしたことがある」「虫歯の治療を何回も行っている」「歯ぎしりをしている」「歯を食いしばることが多い」「事故で歯が欠けたことがある」という方が多いことが分かりました。

 

必ずしも虫歯や歯の病気が原因で難聴を引き起こしているわけではありませんが、同じ顔に生じる症状ということで、何かしらの関連性があったとしても不思議ではないというわけです。

 

それに、耳痛や難聴という症状に悩まされていたとある演歌歌手は、病院で専門的な治療を受けておりました。

 

同時に虫歯や歯周病も患っており、歯科医院でその治療も行い、食べ物の咀嚼に関する指導を受けたところ、半年後には何と聴力が回復したのです。

 

つまり、歯の病気が耳の機能に何かしらの悪影響を与えていることは間違いないので、虫歯を患っている方は早めに歯科医院を訪れて治した方が良いでしょう。

 

「歯医者に行く時間がない」「治療を受けるのが怖い」「痛みがそこまでないから放置しても大丈夫だろう」ということで、直ぐに治療を受けないという方はいらっしゃいます。

 

しかし、虫歯を放置すると歯が溶けたり欠けたりという症状が進行し、神経までイカれてしまえば激しい痛みだけではなく、ほとんど原形をとどめないような形になってしまうのです。

 

このような状態になると、歯が抜けた時と変わらず、噛み合わせがおかしくなって他の歯にも負担がかかり、歯並びが悪くなったり歯周病が悪化したりと、負のスパイラルに陥ってしまいます。

 

虫歯を放置しすぎて炎症や化膿が酷くなり、歯の治療だけではなく骨にまで悪影響が生じて手術を受けなければ治らないという状態になるかもしれません。

 

このような状態では日常生活に支障が出るのは間違いないですし、難聴のリスクを高める原因ともなるので、歯科医院で今直ぐにでも治療を受けなければならないということはお分かり頂けるはずです。

 

虫歯を患ってから時間が経過すればするほど、症状は重くなり更に苦しむハメとなるので、少しでも違和感を持った段階で歯科医院を受診するようにしてください。

 

 

 

 


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