子供の難聴の原因

 

 

子供の難聴の原因について

耳が聞こえにくくなる難聴は、高齢者だけが引き起こすというイメージを抱いている方がいらっしゃいますが、決してそんなことはなく、子供でも難聴を患う可能性は十分にあり得ます。

 

子供の難聴の大きな原因は遺伝によるもので、乳児1,000人に対して1人か2人の割合で先天的に聞こえに障害を持つ赤ちゃんが生まれてくるのです。

 

子供の難聴の原因の約3分の1が遺伝による影響だと考えられており、400個の遺伝子の突然変異が起因となっていると専門家は説明しております。

 

「両親2人が難聴のような症状を患っていたから、自分の子供も同じように難聴を持って生まれてしまった」と考えている方はいらっしゃいますが、決してそんなことはありません。

 

むしろ、難聴を患った子供の約9割が、聞こえが正常な両親から生まれているというデータがあり、元々の体質は特に関係ないということがお分かり頂けるはずです。

 

遺伝以外の原因としては、「サイトメガロウイルス感染」「風疹」「トキソプラズマ」「妊娠37週未満での出産」が挙げられ、妊娠中に母親がこの病気を患うと、子供が難聴になるリスクがアップします。

 

また、生まれた時は難聴の症状が見られない赤ちゃんでも、成長して中耳炎といった耳の感染により、一時的に難聴の症状が引き起こされる場合があり、感染を繰り返すと聴力が固定されるかもしれないので、早急に病院で対策を練らなければならないのです。

 

また、子供の難聴は脳に障害があるわけではなく、中耳や内耳の障害という特徴があり、言語やコミュニケーション能力が発達する生後2年から3年の間に、周りの音が聞こえないことで今後の成長に大きく関わってきます。

 

そして、どのような原因の難聴だとしても、発見が遅れればそれだけ症状が悪化するリスクが増すので、「話しかけても反応がない」「呼びかけるとキョロキョロする」「テレビの音量を大きくしたがる」という行動をした場合は、おかしいと思って病院で診察を受けた方が良いでしょう。

 

生後9ヶ月くらいの赤ちゃんで、おしゃべりを全くしなかったり、言葉の代わりにジャスチャーを多く使う場合も小児難聴のサインだと親御さんは捉えるべきです。

 

言語獲得の程度に大きな差が出る難聴は、発見が早ければ早いほど良いので、子供の異常にいち早く気が付くためにも、病院で新生児聴覚スクリーニングを受ける必要性があります。

 

これは赤ちゃんが寝ている間に、音刺激を与えて聴力を調べる検査で、生後2週間程度でも難聴を発見できるのです。

 

もし、自分のお子さんが小児難聴を患っていると知ったら、ほとんどの方はショックを受けてしまうかもしれませんが、親御さん自身が自分の子供の一番の理解者にならなければなりません。

 

現状を悔やんだり嘆いたりしたところで、子供の難聴が良くなるわけではないので、聞こえに対する正しい知識を得て、医療関係者の助けを借りてどのような対策を打てば良いのか考えるようにしてください。

 

 

 

 


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