音楽による難聴の治療

 

 

音楽による難聴の治療について

突発性難聴によって医療期間を受診している方は年々増えており、有名なアーティストが患ったということで、近年になって人々の間で注目されるようになりました。

 

突発性難聴はステロイド療法や血管拡張剤の服用といった治療が中心ですが、どれも明確な効果がないという特徴があり、ここ最近では音楽を用いた治療が取り入れられております。

 

音楽を用いたリハビリテーション療法は、新しい突発性難聴の治療法で、難聴が引き起こされている側の耳に積極的に音楽を聞かせるのです。

 

片側の足だけ麻痺している患者さんをギブスで固定し、麻痺している方を積極的に動かすようなリハビリ療法と同じメカニズムで、このような対処を行うことで脳の神経細胞が再構築して足の機能がだんだんと回復していきます。

 

音楽による治療で突発性難聴を完治できるというわけではありませんが、標準治療のステロイド療法は血糖値の上昇といった副作用があるので、音楽療法といった別の治療を試すのは一つの選択肢かもしれません。

 

突発性難聴を患った方は、片側の耳だけ聞こえにくくなるという特徴があり、正常な耳ばかり使用して生活を送っていると、脳の働きが低下して更に悪循環となるので、音楽を使った治療は非常に理に適っているのです。

 

実際に、突発性難聴を発症した50人を集め、ステロイド治療とともに片方のグループだけ難聴の耳で約6時間のクラシック音楽を聞かせるという実験が行われました。

 

10日後に患者さんの状態を調べてみると、左右の耳の聴力差がステロイド治療だけのグループでは15デシベル程度差が残っていたのにも関わらず、クラシック音楽を聞かせたグループでは7デシベルまで縮小したのです。

 

3ヶ月間の治療の後に、音楽による処置を受けた方の約86%が完治し、健常者と同じような生活を送れるようになったということで、リハビリテーション療法で聴力の回復が期待できるのは紛れもない事実だと説明できます。

 

この音楽療法は自宅でも簡単に試せるということで、病院で突発性難聴の治療を受けているという方は、聞こえにくい側の耳に音楽を流す方法を行ってみましょう。

 

突発性難聴を患っている患者さんは、無意識のうちに異常のない側の耳で音楽を聞いてしまうかもしれないので、正常な耳を聞こえにくくするために耳栓をするのが効果的です。

 

以上のように、能動的に音楽を聞くことで、脳と耳双方の情報伝達能力が回復するという特徴があるので、これから更に音楽による難聴の治療は取り入れられるかもしれません。

 

とは言え、基本的には薬剤を用いた治療を行わなければならないので、急に音が聞こえなくなるという突発性難聴を自覚したら、直ぐに病院を受診するようにしてください。