難聴の聞こえ方

 

 

難聴の聞こえ方について

難聴を患っている人によって、音の聞こえ方には違いが生じており、10人いれば10通りの聞こえ方があると言われております。

 

静かな場所であれば健常者と同じようにコミュニケーションを図れる難聴者がいれば、静かな場所でもうるさい場所でも、音がほとんど聞こえないという難聴者の方もいらっしゃるのです。

 

音の大きさを表している単位がdB(デシベル)で、囁いている声が30dB(デシベル)、電車がガード下を通るような音が100dB(デシベル)程度だと考えられております。

 

病院で行われる聴力検査の結果、dB(デシベル)が大きければ大きいほど聞こえが悪いことを指しており、50dB(デシベル)の方に囁きかけても伝わらないことが多いのです。

 

高音が聞こえにくいのか、低音が聞こえにくいのかによって異なるので、全ての難聴者に共通するわけではないものの、機器を使用しなければ会話が難しい状態の方もいらっしゃいます。

 

それに、引き起こされている難聴の種類によって聞こえ方が異なるという特徴があり、内耳や聴神経といった感温器に機能障害がある感音性難聴の方は、聞き分けの能力に障害があるのです。

 

感音性難聴の方は、聞こえてくる音そのものが篭って感じるため、音を単純に拡大したからといって理解できるわけではなく、大きくしても分からないことも多々あります。

 

視覚で表現してみると、物がぼやけて見えるような感じで、視力が悪ければ少し自分の方に近づけたとしても、そこまで変化がないという状況に例えると分かりやすいかもしれません。

 

とは言え、難聴の方は裸耳では聞こえ方に障害があり、コミュニケーションが取れなかったとしても、補聴器を装着することで大体は改善すると言われております。

 

とある機関の調べによると、難聴者は日本で約2,000万人に及ぶというデータが出ており、そのうちの約340万人が補聴器を使用しているのです。

 

日本における補聴器の普及率は約24%と少ないのが現状ですが、仕事でのコミュニケーションや趣味を楽しむというように、言葉の聞き取りを改善する素晴らしい器具だと言えるでしょう。

 

以前は補聴器の中に入ってきた音声信号を大きくして増幅させるだけのアナログ補聴器が主流だったものの、1990年代にデジタル補聴器が登場したことにより、きめ細かな分析や処理ができるようになりました。

 

単純に音を大きくするだけではなく、個人の症状に合わせて音を聞き取りやすくするような機能も現在の器具には備わっているので、難聴者の方は聞こえ方を改善するために積極的に利用してみてください。

 

 

 

 


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