重度の難聴

 

 

重度の難聴について

難聴を患っている方は、音の聞こえ方によって幾つかに分類され、軽度の方と重度の方とでは対策方法に違いが生じております。

 

一口に難聴と言っても、音が全く聞こえなくなるわけではなく、症状には個人差が生じており、改善の余地がある場合も十分にあり得るのです。

 

難聴の度合いはdB(デシベル)という単位で表されており、最も小さい音のレベルを基準として、どのくらい大きな音ならば聞こえるのかその倍率を意味しております。

 

例えば、60dB(デシベル)であれば1,000倍の大きさでなければ聞き取れないということを表しており、40dBで100倍、20dBで10倍、10dBで3倍とあらかじめ定められているのです。

 

正常な方は20dBまでと言われており、日常生活には何ら支障を来たしませんし、健常者の数値だと言えるのではないでしょうか。

 

そして、21dB〜39dBまでの方は軽度難聴に分類され、補聴器を使用しなくても生活を送れるものの、囁き声や小声は自分の耳元でなければ聞き取れないという特徴があります。

 

それでも、不自由を感じないケースが多いですし、「普段から聞き間違えることがある」「他人の話を聞き返すことが多い」程度の症状なので、そこまで心配する必要はないというわけです。

 

40dB〜69dBの方は中度難聴に分類され、囁き声や小声は耳元でも聞こえないケースが多く、音が大きくても何を言っているのか聞き取れない場合もあるので、生活にはかなりの支障が生じます。

 

耳の直ぐ傍で話してもらわないと聞き取れないため、重度の難聴というわけではありませんが、人とコミュニケーションを取るためには補聴器といった器具が必要となるのです。

 

次に、70dB〜89dBの方は高度難聴に該当し、聞き返しや聞き逃しが頻繁に生じるので補聴器なしでは会話が成立しないかもしれません。

 

「耳元で大声で話しても伝わらない」という方もおり、補聴器を使っても会話が成立しないので、手話を使ってコミュニケーションを取るしか方法はないのです。

 

最後に91dB以上の難聴者は重度難聴に分類され、耳元で大声で話されても聞こえず、言葉の聞き分けもできない状態だと説明できます。

 

とは言え、補聴器を装着すれば、音があるかないかの判断は可能で、重度の難聴者の方に開発されたホワイトイヤーを利用すれば、100dBだとしても会話できることはあるでしょう。

 

重度の難聴の方は、聴力の回復は難しいものの、オーダーメイド型の補聴器は数多く登場しているので、少しでも生活を楽にするために医師と相談して購入を考えてみてください。

 

 

 

 


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