感音性の難聴

 

 

感音性の難聴について

外耳や中耳に何かしらの障害があって引き起こされている伝音性難聴とは異なり、内耳や聴神経の機能障害によって生じるのが感音性難聴(かんおんせいなんちょう)です。

 

内耳に位置している有毛細胞の劣化によって生じるタイプを内耳性難聴、聴神経から脳へと繋がる経路で生じる場合は後迷路性難聴と呼んでおります。

 

内耳と聴神経は一緒に機能しており、別々の問題と考えるのではなく、一つの問題として感音性難聴と言われることが多いです。

 

どちらのタイプにしても、伝音性難聴と比べて感音性難聴の方が症状が重く、音が聞こえにくいだけではなく、大きな音でもはっきりと分からないという状態に陥ってしまうかもしれません。

 

発症から間もない段階で適切な治療を施せば、感音性難聴でも改善できるかもしれませんが、時間の経過によってどんどん回復が難しくなり、補聴器を使用しなければ生活できない方もいらっしゃいます。

 

これは感音性難聴に限った話ではないものの、日常生活に支障を及ぼさないためにも、早期発見・早期治療を心掛けなければならないというわけです。

 

この感音性難聴の原因の一つは先天的なもので、胎児期の発達異常や出生時に既に難聴が発生しており、小さな頃から補聴器の使用が余儀なくされます。

 

妊娠中に母親が風疹を患うと、感音性難聴の赤ちゃんが生まれてくると以前まで考えられておりましたが、現在ではワクチンが開発されたのでそのリスクは下がりました。

 

また、何の前触れもなく片方の耳が聞こえなくなる突発性難聴や、回転性のめまいを伴うメニエール病も感音性難聴の原因の一つとなっており、聴神経に形成された腫瘍や内耳の疾患も十分に考えられます。

 

基本的に感音性難聴は改善が難しい病気だと言われているものの、補聴器の使用によって音を聞こえやすくすることは可能で、日常生活のサポートをしてくれるはずです。

 

しかし、難聴の程度が重いという方は、音が歪んで聞こえるという特徴があり、補聴器で単純に音を大きくしたところで、必ずしも明瞭に聞き取れるわけではありません。

 

それに、「片方の耳が難聴なのか?」「両方の耳が難聴なのか?」によって治療法は変わるので、感音性難聴を患っている方は医師と相談しなければならないというわけです。

 

他にも、今後症状が悪化しないような対策を練ることも大事で、内耳の有毛細胞の劣化によって生じているのであれば、動脈硬化が引き金だと考えられているので、生活習慣を見直してメタボを解消するようにしてください。

 

 

 

 


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